受け取り上手はお金持ち
最近、よく人に奢られる。
「今までよくお世話になってきたので。」とか、
「以前、お世話になったから。」とか、
「いつもお世話になってるし。」とか、
「年上だからね。」とか。
奢ってもらうのとは違うが、「冷蔵庫、募集中!」という案内を知り合いに出したら、冷蔵庫も譲ってもらったりもした笑
理由は様々だが、人と食事に行くときに奢ってもらったり、多めに出してもらう事が多いのだ。
昨日もそう。
幼馴染と3年振りくらいに会って食事をしていたら、「今日は出すよ!前に奢ってくれたし、わざわざこんなところまで来てもらったし!」と言われて、私は奢った事なんてすっかり忘れて思い出せなかったけれど、ありがたくごちそうになった。
今までこんなことってあっただろうか?
なぜこんなことが起きているのだろう?
原因を考えてみると、
「素直に受け取れるようになった」
からだと思われる。
以前は奢ってくれると言われても「いや、いいよいいよ!自分の分は出すから!」といって頑なにお金を支払っていた。
それは、奢ってもらうなんて申し訳ない、という気持ちが強かったのだと思う。
そうなったのはおそらく、一時期、人生初と言っていいほどお金に困っていたことがあって、その時期は毎日お金についての不安を抱えていた。
その時は、100円のお金も無駄にしたくないと思っており、きっと相手も少しのお金も大事にしたいんじゃないかという勝手な思い込みがあって、奢ってもらうなんて申し訳ない、と思っていたのだ。
そんな状況から抜け出し、今は心にゆとりができている。
それに、お金に余裕が無くなった時期より以前は、大学の体育会系時代の名残だろうか、結構人に気前よく奢っていて、先輩からは奢られたりするのもよくあった。
その感覚が今はまた戻ってきて、逆に受け取れる感覚も自分の中に戻って来たのだ。
だから、自然と奢ってもらう回数が増えた。
自分という存在は何も変わらないのだけれど、“受け取れる自分に戻った”だけ。
奢ってもらうのも、稼ぐのも一緒だと思う。
受け取っていいんだ、と思えた時、お金は入って来る。
そもそもの自分は同じだとしても。
だから、お金持ちになりたい人は
「受け取り上手」になろう。