本当の自分でいることがこんなに楽しいなんて。自分に気づけた筆文字講座体験。

先日、いつもお世話になっている筆文字セラピスト久岡奈々ちゃんの筆文字講座に行ってきた。

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筆文字とは、書道とは違い、筆ペンを使って自由に書くことだけがルール。

文字を書くというより、自由に絵を描く、といったことの方が近いかもしれない。

しかも、上手い下手なんてない。

どれだけ自由に書けるか。

ちなみに、行く前はちょっと怖かった。

と、いうのは、自分だけ下手だったり、自分だけ自由になれなかったら嫌だなぁと、どうしても人と比べてしまう気持ちがあったから。

でも、実際に体験したかったし、最後の一枠ギリギリセーフで申し込みをした。

 

 

みんなが集まり、暖色の落ち着いた灯りの中、筆文字講座が始まった。

 

奈々ちゃんの一通り説明があり、軽く自己紹介という事で、私からスタート。

私は大勢の人達に向かって話をしようとすると、なぜか緊張してしまう。

一対一なら何も問題ないのに。

昔からそう。

本当は話したくないけれど、いい加減早く慣れろということなのか、最近はよく自己紹介のトップバッターが回ってくる。

参加者はほとんど知ってる顔にも関わらず、緊張しながら話をする。

相変わらず緊張するんだな、と思いながら、少し言葉に詰まりつつもなんとか終了。

これを書いていて思ったが、一対一なら大丈夫という事だったら、一対大勢ではなくて、一対一を同時にやっているイメージでやれば大丈夫かもしれないと、ふと思った。

次はやってみよう。

 

 

奈々先生のお話が終わった後は自由時間!!

自由に書いていい!ってなんていい響き!

なんだか子供の頃に戻ったみたいだ!!

私は幼稚園の時から小学校6年生まで絵画教室へ通っていた。絵や工作で自由に自分を表現していた。その時の感覚に一瞬でタイムスリップしたようだった。

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いや、タイムスリップではない。

あの時の自分だった。

あの時の自分が今この時にいた。

大人の世界にまみれた自分。

そんな自分だが、あの時の自分が戻ってきてくれた。

それが単純に嬉しかった。

懐かしかった。

何も考えずに、自分の世界に入り込んで作品をつくっていたあの頃。

口ベタで、話すのが苦手で、

だから、絵や体を使って自分を表現しようとしていた。

そんな原点に立ち戻れた気がした。

 

そうこうしているうちに、一瞬で時が経ってしまった。

講座の最後には一つの作品を作ることになっている。

ふと、自分の練習の後に目をやった。

気づいたら自由に書いていた筆文字。

自由に表現しようとすればするほど、力強さが出てくる。

 

そう。私は力強いらしい。

 

小学校くらいまでは自分の性格なんて、何も気にしなかった。

男の子達に混じって、走り回ったり、木登りしたり、ヤンチャで勝気な女の子だった。

でも、いつからだろう。

女の子なんだからおしとやかにしなさい、とか、

お兄ちゃんと性格反対やったら良かったのにねーなんて言われたりとか。

強い女性には憧れがあったけれど、大人になるにつれて、本当に強い女性って良いのだろうか?なんて事を気にし出していた。

 

良い、悪い、なんてないのに。

勝手に自分で世間の評価を気にしてしまった。

最初は自分の強さに気づかずに

自分の基準を人に当てはめて、人を追いやってしまったり、

自分より弱い人を理解できなかったりして人を責めていた。

でも、ある時、自分の強さに気付いた時、強い自分が嫌になった。

なんでこんなに打たれ強いんだろう。

なんで我慢できてしまうんだろう。

すぐにムリって言えたら、弱さを出せたらどんなに楽だったか。

そんな事を考えるようになった。

 

ただ、改めて、自分の筆文字を見ると、どこからどう見ても力強いものだった。

周りの目を気にしても、自分が自分の事をどう思おうとしても、自分は変わらない。

自分はどこをどう切っても力強い人間だった。

気にしたって、隠したって仕方がない。

その筆文字を見た時に、自分を受け入れるといったキレイな感情ではない、半ば諦めというような気持ちが湧いてきた。

もう、いい加減、自分を認めたらどうだ。

自分の強さを強みにしていったらどうだ。

その方が、私は輝けるんだから。

もちろん、弱い自分も出していい。

ただ、私が活き活きしている瞬間は、自分が力強さを発揮しているとき。

そんな自分を改めて、受け入れざるを得ない状況だった。

「安定感がある」

「ブレてもちゃんと戻ってくる」

そんな事を言われた事がある。

私は頑固者だけれど、裏を返せば自分の意志がハッキリしているという事。

柔らかくて揺れてしまう人を支え、方向性を示す事ができるという事。

それってすごいよね。

と、自分で自分を褒めてみた。

 

そして作品づくりが始まった。

作品用の用紙は一枚限り。

何を書こうか。

ふと、私の可能性を広げてくれた、この講座の先生の奈々ちゃんにお礼を言いたいなと思って、奈々ちゃんへのメッセージを書くことにした。

初めて筆文字を書く私が、そんなプロの人にあげるなんていいんだろうか?

受け取ってもらえるかな?

という不安が一瞬よぎったが、強引に振りはらい、筆を用紙に置こうとした。

 

そしてら手が震える。

 

練習では自由に書けていたのに、いざ本番となると緊張してしまう。

「上手く描けるだろうか。」

「失敗したらどうしよう。」

そんな想いが無意識のうちに身体に震えをもたらしていた。

そんな事考えなくていいんだ。

 

失敗なんてない。

自由に書けばいい。

そう、自分に言い聞かせる。

が、手が震えてしまう。

左手で右手を抑えようとするも、左手が震えてしまう。

震えが止まらないので、「えいっ!」っと思い切って用紙に筆を置く。

そしたらさっきまでの震えはどこへ行ったのだろう。

多少の緊張は残るものの、筆が紙の上を自由に走った。

「あぁ、なんでもこんなものかもしれない。」

初めてのことをやる前は、ちゃんとやらなきゃ、失敗したらどうしよう、なんてことをどこかで思っているのだろう。

こんなに震えてしまうのに、やり始めたらそうでもない。

自由に書ける喜びが戻り、いっきに筆文字を書き上げた。

少し怯えが残るが、力強さを感じる文字。

「いつも本当にありがとう。」

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最後に、自分の名前を筆文字で書く事になった。

実は講座の一番最初に自分の名前を書いていた。

そのビフォアーアフターを見るためだった。

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なんと力強い。

これを見た瞬間、「いい加減認めなさいよ」という駄目押しを食らったようだった。

心の中で苦笑い。

私は私なんだから。

そう、自分の性格と、改めて向き合わされる時間であった。

 

みんなの作品と、みんなの書いた名前のビフォアーアフターを見ると、ものすごく変化が見て取れる。
それぞれが開いていっている様子を感じる。

あっという間な不思議な時間だった。

時が一瞬で過ぎ去ったようだった。

1日中書いていたい、そう思える時間だった。

子供の頃の自分が現代にいるようだった。

そして、残った筆文字は、自分そのものを表すものであった。

本当にいい時間だった。

久岡奈々ちゃんとあの場にいたみんなに感謝。

みんなの作品↓

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P.S.

講座終了後に筆文字を奈々ちゃんに渡してみた。
なんか、小学校の頃、お母さんにプレゼントを渡すような感じで、ちょっと照れくさかったけど、奈々ちゃんは笑顔で受け取ってくれた。
これからも彼女を応援したいなと思う。

 

今回の講座の特典として、リクエストした文字を書いてもらった。IMG_1803-1

素敵!

 

 

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本当の自分でいることがこんなに楽しいなんて。自分に気づけた筆文字講座体験。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 阿部 寿治 より:

    私も当日ご一緒させていただいた阿部です。
    今回、無理言って参加させてもらいました。
    初めて参加しての感想は、
    ・本当、あっと言う間の時間でした。もっと色々書いて楽しみたかった。
    ・もっともっと多くの方に経験して欲しいなぁと思います。
     その為には大阪、東京だけでなく、全国各地で開催できればいいなぁと思います。
    ・私も彼女を応援して行きたいなと思いました。彼女の、そして場の雰囲気が心地良かったからかなぁ。

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