かわいそうな自分を演じようとして自分で苦笑いしてしまう件
最近わりと自由な時間が多いので、家でのんびりと過ごすことが多いのだけれど、時たま思考回路に絡まれてしまうことがある。
そして、普段考えないような自分が嫌だと思うようなことが頭に浮かんでしまうのだ。
そんな嫌なことが頭の中で膨らんでくると、耐えられなくなって、ふと、誰かに頼りたくなって連絡するのだけれど、そんなときに限って誰にも連絡がつかない。
そうこうしているうちに、自分の状態が落ち着いてきて、ハッと我に帰る。
別に嫌だと思うことは一つの事実の捉え方をわざわざ自分が落ち込むように見ているだけなので、捉え方や視点を変えれば全く問題がないことなのだ。
ただ、嫌だと思い始めたらそこに頭がロックオンしてしまって離れられなくなってしまう。
しかしながらそれは自分の勝手な思い込みなので、ふと照準が外れると何事もなかったかのような自分になる。
そうやって我に返るとき、なんだかかわいそうな自分になろうとしていた自分に苦笑いしてしまうのだ。
「別にそんな弱くもないでしょ」って。
弱い自分を演じようとしている自分も可愛いけどね。
自分の感情っていうのは、無意識に自分が演じているキャラクターのよう。
役に入り込んでしまって自分が演じていることに気がつかないだけ。
役に入り込んでいる期間が長いほど、そのキャラクターに愛着がわいてしまって離れられなくなる。
女優になることは、それはそれで楽しいから、たまに演じてもいいかなと思う。
ふと、我に返ったときにたぶん苦笑いするんだろうけれど。