“災害に備えて”最新事情。乾パンは必要なかった。
こんばんは。
理系女子のYokoです。
先日の全国各地の大水害から1ヶ月。
各地で川の氾濫があり、被害が拡大しましたが大丈夫でしたでしょうか。
私は当日大阪で研究発表があったため、新幹線に乗るために東京駅へ向かおうとしていたのですが、自宅近くの電車が止まっていて新幹線に乗るまでにかなり苦労しました。
自宅から出て最寄りの駅へ行くと人が溢れていたので「これはヤバイ」と思ってすぐに駅前のバス停に並びました。
案の定、電車が止まってるようで、ものの5分も経過すると、私の後ろには長い長い行列が。
それでも20分くらいバスを待ちましたが、なんとか新幹線に乗ることができ、大阪の予定に間に合うことができました。あの一瞬の判断が少しでも遅かったら発表には間に合わなかったことでしょう。
交通網がストップして、予定に遅刻するくらいなら良いのですが、自宅が使えなくなったり、孤立していまったり、命の危険にさらされたりしたら、「あの一瞬の判断が少しでも遅かったら」という言葉がとても重い言葉になってきます。
では、そんな一瞬の判断を決めるのは何なのか?
生死を分ける判断力
「あの一瞬の判断が生死を分けた」なんて聞いたことがあります。
じゃあ、その判断力ってどうやって養ったらいいの?って思うかもしれません。
日頃から冷静な人間は判断が的確なのかもしれませんが、「私、いつもあわててしまう」といった方もいらっしゃると思います。
そんな方でも、まだあわて方がマシになる方法があります。
それは、「一度経験をすること。」
しかし、そんな簡単に災害が経験出来るわけありません。経験ができないのであれば、
「一度頭の中でイメージすること。」
経験ができなかったとしても、一回でいいので一度実際に災害が起きた時のことをイメージする事で、いざという時の判断が幾分冷静にでき、的確になります。
「でも、イメージって言ったって、経験もしていないのにイメージできないよ。」そう思う人もいるかもしれません。
そんな災害時の行動をイメージできるツールとして、先日東京都民には「東京防災」という真っ黄色な冊子が配布されました。
配布直後はテレビでも報道されていたので、東京都民の方以外でも存在を知っている人もいるかもしれません。
今風のデザインとかわぐちかいじさんの漫画付きの内容で、ちょっと読みたくなる本です。
そんな中身を一部紹介したいと思います。
「日常備蓄」という考え方
よく学校教育では、地震対策として「乾パン」を保管しておく、といったことが紹介されますよね。私は一度も買ったことがないのですが。
「災害って起きるかどうかも分からないのに、わざわざ気合入れて乾パンを買うのもちょっと、、、」
と思う人と多いと思います。
そんな人に「日常備蓄」という提案がされています。
「日常備蓄」とは、普段買ってある食料を少し多めに買っておいて、日常生活の中で消費していき、常に多めに食料がある状況ということ。お菓子やレトルト食品などを少し置いておくイメージです。
保存食として有名な乾パンは別になくても大丈夫ということですね。
地震直後、最初に口にしたのは“かっぱえびせん”
私は20年前神戸に住んでいた7歳の頃、阪神淡路大震災を経験し、自宅マンションは半壊状態で近くの小学校に避難しました。
その時に最初に口にしたのは近所のおばちゃんが家から持ってきてくれた“かっぱえびせん”でした。
「次、いつ食べられるかわからないから」と言って大人達が小学校の校庭で、子供達にお菓子を配っていたのを覚えています。
よく、備蓄というと保存食でカップラーメンやレトルト食品をイメージするかもしれませんが、「それを食べるなら水とお鍋とガスコンロがないと意味ないよな」なんて思います。
なので一人暮らしでガスコンロがない家ではお菓子や缶詰めがオススメです。
健康な大人であれば実際のところ、2日分耐えられるだけの食料があればよいと思います。できれば3日分くらいは確保しておいた方がいいでしょう。もしもの時に周りの人を助けられます。
「普段、太るからお菓子は食べない」という素敵女子の方も何かしら保存食は確保しておきましょう。ナッツとかドライフルーツとか。
実際、こんな事を書きながら、引っ越してからそういえば保存食何もなかった、と私も気づきました。
災害はなかなか馴染みがないもの。
しかし、直面したときに、生きるか死ぬかは自分次第。
ぜひ、一度イメージしてみて下さい。
災害を経験する可能性はゼロではないので。
「東京防災」はネットでも見れます。
他にも役立つ情報満載ですので、ぜひパラパラで結構なのでめくってみて下さいね。
あと、地域の防災マップと避難所の確認。
避難所までの道筋。
家族との連絡方法。
日常備蓄も。
一度でいいから家族と話をしてほしい
家族の方と少し会話の場を作るだけでいざという時にその会話を思い出すことになりますよ。
マップの見方や避難の仕方、今住んでる建物や場所が安全かどうか、もしよくわからない方がいればご連絡ください。だいたいなら危険かそうでないかくらいは分かりますので。
ぜひ一度、災害に遭った時の事をイメージする機会をつくってみて下さいね。
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